CANONが誇る大口径の標準レンズ。あまりにも大口径過ぎてマウントぎりぎりのサイズになってしまい、距離連動コロに接触してしまうため後玉を少し切り欠いて作られた執念の傑作で、トロけるような幻想的な写りを堪能することができます。
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1961年に発売されたCanon 50mm F0.95といえば当時市販されているレンズの中では最も明るいレンズであった。日本の多くのメーカーがそうであるようにキャノンもドイツのカールツアイス社のレンズのコピーからスタートした。
キャノンのオフィシャルサイトであるキャノンカメラミュージアム内の1Serenar50mmF1.5の説明にもカールツアイスのゾナーをお手本にしたとある。そうしてゾナーのコピーから始まったレンズ設計は有名な伊藤宏のCanon50mmF1.8で独自設計に到達し次々とオリジナルレンズを設計していく。
その開発スピードはすさまじく従来5年~10年スパンで行われていた新型が毎年のように出るという状況になっていた。そんなカンブリア爆発を思わせる新製品ラッシュの中で目玉として発売されたのが50mmF0.95だ。
この時代日本では大口径レンズ開発競争が勃発していた。ズノー50mmF1.1(1953年)、ヘキサノン60mmF1.2(1954年)、フジノン50mmF1.2(1954年)、ニコン50mmF1.1(1956年)など各社大口径レンズを次々と発表していた。キャノンも1956年に50mmF1.2を発売しているが出遅れた感がいなめなかった。そこで1960年のフォトキナで発表されたのがこの50mmF0.95だった。
ちなみに有名なライカの大口径レンズノクチルックス50mmF1.2 の発売が1966年であることを考えるといかに日本で大口径レンズ開発が過熱していたかがわかる。ドイツの模倣からスタートした日本のカメラメーカーは徐々に世界と勝負する時代に突入してゆく。そんな時代の象徴のレンズがこの50mF0.95だ。
キヤノン7型用標準レンズの一つとして開発され、市販の写真レンズの中では最高に明るい超大口径レンズで、人間の眼よりも4倍も明るい夢のレンズとして話題を集めた。マウントはミラーボックスII型用と同じ内3爪バヨネット式(カメラ側はその内側にSマウントを備えていた)を採用、距離計の連動コロに接触する関係から最後部のレンズが切り取られていた。
※キャノンミュージアムHPより引用
標準レンズ
CANON 7, SONY E
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フルサイズをカバー
5群7枚
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1m
10枚
f16
72mm
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60.5g
日本
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18594
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